たなくまヒストリー 第1回

2007年8月SEGAが発売した「ニンテンドーDSソフト ココロスキャン」を当時のSEGA直営ネットショップ「セガダイレクト」特別限定セットとして同梱されたCDがそもそもの1stである。このCDは今井麻美さん演じる「スキャミン」がいろんな萌えボイスや言葉を収録し、ココロスキャンでスキャンして反応を楽しむものだった。

しかし、実はこの萌えボイス集こそがのちのヲタ系大プロデューサー「たなくま」のデビュー作となったのである。特典といいながら、結局、自分が聞きたい、あるいは今井麻美さんにしゃべってもらいたいセリフを自己の妄想のままに表現。完成後、彼はココロスキャンに聞かせるどころか、結局は布団の中で萌え死にしていただけだった。

さらに気をよくした「たなくまP」はその直後の2007年9月発売の「ニンテンドーDSソフト ピクトイメージ」にて同様にセガダイレクト限定商品として、またまた萌えボイスCDを同梱。このときは声優でもあり画伯でもある小林ゆうさんを起用。相変わらずの職権乱用萌えボイスはもとより、彼女が絵を描くシーンを音声で収録。正解はジャケットで、という企画が大当たり!これも人気の商品となった。

ところがなにをとち狂ったか、2007年11月。なぜか「ニンテンドーDSソフト 毎日新聞1000大ニュース」というお堅い企画にまたもや「たなくまP」の企画が登場。今度はラジオ番組風CDという、どこがどうつながるのかまったく分からない限定商品が登場。これがたなくまシリーズの第3弾と位置付けられている。

このCDから題名がつき「ラジオちくわぶ」というタイトルになった。出演はマイポンこと下田麻美さんとニッチこと水原薫さん。毎日新聞だけに「マイポン」「ニッチ」とまったくひねりのないネーミングが何故か好評。セガダイレクトでは売れに売れた!

ところが!である、2008年3月、かのセガダイレクトの閉店が決定。理解に苦しむたなくまP。とうとう、ゲームのセット販売だけではなく、たなくま単品として売り出すことになった!これが、伝説のドラマCD「ラジオDX セガダイレクトさよならCD Tschuess! セガダイレクト最後の聖戦!」を閉店セールの目玉として発売決定!これまで出演していただいた声優陣、今井麻美さん、下田麻美さん、水原薫さんに加え、滝田樹里さんを起用、セガダイレクト最後の日を描く珠玉の作品になった。

アフレコ現場では最後を盛り上げようと、迫真の演技に加えたなくまPの作品に対する熱い思いが交錯。収録後は全員立てないほどの集中力であった。


そして打ち上げ。セガダイレクトの閉店を惜しむ声やすすり泣きが絶え間なく聞こえ、たなくまシリーズの終焉を皆で悲しんでいたのだが・・・

(つづく)


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